未知の分類群の同定に取り組む方法

 私は、本来、蛾が専門、、、、なんだけど、仕事上の必要性から、いろんな無脊椎動物に手を出しています。
 もともと私にとって未知の生き物だった、トビケラ、カワゲラ、カゲロウなど底生動物、カニムシ、ミミズなどなど土壌動物、節操なくいろいろ開拓しています。

未知の生き物に取り組む時には、 

まず準備
1、資料を集めて整理する
2、相談できる専門家をつかまえる
3、良い顕微鏡を買う
4、採集、解剖、保存の方法を調べる
5、形態の用語を調べる

実践では、
1、外見の絵合わせだけに頼らない。記載分を読み、こまかい特徴まで確認する。
2、分布、生息環境、稀かどうかなどの情報と照らし合わせる

あとは日々の繰り返し。忘れないように。


おかげさまで、未知の生き物に取り組むのに、慣れてきたような気がします。
とはいえ、そんなに簡単じゃないです。資料集めるといっても入手困難なものが多いし、顕微鏡だって高額だし、それぞれの分類群で形態の呼び方が独特で、何を示してるのか分からない事もしばしば。文献を解読するのも一苦労です。

もっと楽になるようにならないかな?
そろそろイッパイイッパイなんだけど、、、、
まだ手を出したい分類群があります。