会社設立セミナー

 いつになるか分からないけど、法人化しようかどうしようか迷っています。対外的な信用をを高めて、仕事を展開させたいので。能力があればなんて、甘い甘い。客がこちらの分野について素人だと、資格や会社形態などで判断するしかないわけで。
 最近、会社法が改定されて、「一人、資本金1円」でも株式会社を設立できるので、それを活用させていただこうかなと。次に引っ越す時か、それから落ち着いてからぐらいにできればと思ってるのですが、問題は、、、まずは資金。そして、法律についてまったく知らない事。

 分からないことだらけなので、会社設立に関するセミナーに参加して来ました。

以下に要点と気になった事を書いておきます。


個人か法人か

  • 法人化のメリット
    • 取引先の信用。取引先の会社と対等に交渉?
    • 銀行の信用。融資額を増やせる。
    • 会社の方が発展の機会が大きい。
    • 節税対策が多い

  

法人の義務

    • 税金、決算書類作成、広告などの義務。大阪の均等割法人税は7万円(赤字でも)。
    • 社会保険などに加入。

会社の税制
 個人では超過累進化税制、一千万超えた分に関して高い税率になる。会社の法人税は比例税制。
 会社の場合、役員報酬をうまく設定して、会社の利益をゼロにしたほうが節税できる。ただし、役員報酬を決められるのは、決算のあと3ヶ月の間だけ。賞与は会社の費用とみなされない。
 役員報酬から給与所得控除200万(これが大きい)、その他控除を差し引いた分に対して、個人の所得税が決まる。個人の負担する税は、個人の所得税と住民税、そして法人税

 *余談ですが、会社員の方から、個人事業主はいろいろ経費にできるから良いななんて思われてるけど、そんなことはありません。会社員は給与の一部を経費に使うものとして、控除されます。だいたい経費だといっても自分の財布から出ていくには変わりませんから。

  • 設立費用:資本金は抜きで、自分で手続きした場合。25万ぐらい。行政書士に頼むと全部で40−50万?。定款作成には専門家に相談した方が無難。
  • 定款:会社の中のルール。これはあとから経営に影響するから、きっちりしたものを作ったほうがいい。専門家に要相談。

 資本金

  • 信用(取引先と銀行)のことも考えると資本金は少しでも有った方がいい。
  • 資開業からしばらく、少なくとも売上入金まで考えて、どのくらい必要か?初期に必要な資金と資本金を見比べて考えてみよう。

 損益計画だけでなく、収支計画も。へたすると、軍資金がなくなって、事業を中断ということになりかねない。

  • 開業資金としては、私の場合、200万ぐらい必要? 

最近できた、困った法律
「特殊支配同族会社の役員給与の損金不参入制度」
身内だけじゃダメみたい。同族関係者ばかりで設立すると、役員給与を法人の損金にできないため、税制上のメリットがなくなる。具体的には、同族関係者で発行株式の90%以上を保有し、かつ、常務に従事する役員の過半数をしめていること。ただ例外もあるけど、、。


事業計画
 しっかり作れとご命令が。
 いままで行き当たりばったり。勘頼み、です。、、じゃダメなのですね。一度、見直してみるか!


開業資金の調達
 自分(達)で準備する資金額の目安は、必要な開業資金の2分の1以上。
 不足する分は、出資してもらうか、借りる。助成金補助金も検討しよう。公的機関からの借り入れも良いらしい。


いろいろあるけど、たぶん、「やる気」、かな?
目標は、あと5年以内。できれば再来年。
あせらず、でもぼちぼち準備はしようと思う。