昆虫学会 無事終了

今、家に帰ってきました。

発表は無事終了。
スライドはここに置いときます。
http://www.kyosei3.com/wakatekon.mht

若手昆虫分類談話会の発表では、ちょっとエラそうに話してしまったような気がするけど、私も悪戦苦闘中。
一緒に頑張りましょう。

私も含めて5人の方が話しましたけど、皆さんの話で共通して、就職と研究を続けるには次のようなことが大事だと言われてるように思いました。

1、業績
2、宣伝
3、人脈
4、運

みなさん、これらについて一度見直してみてはいかがでしょう。
そして、足りないところを補うと言うのが大事かと思います。


最後に岸本さんが
「あきらめないこと」
が大切と、最後に言われてました。

 でも、私は、「"無計画にあきらめない"のは危険」だと思います。あきらめずにズルズル歳をとってしまうと、最悪、研究職にも民間にも就職できなくなってしまいます。厳しいかもしれませんが、「自分の実力で研究職につけそうかどうか」、一度考えてみてはいかがでしょう。ポストの数が研究職につきたい人の数より圧倒的に少ないのが現状なので、いくらがんばっても就職できない人も出てくるはず。
 私も、「自分は業績が足りないし、それほど注目されてる研究ではないので、就職は厳しい」と判断して、研究職をあきらめました。別に勧めてるわけではありませんけど、”あきらめる”のが必ずしも悪いことでも恥ずかしいことでもないはず。なんか博士までとったら研究職に就けないと負け組なんて見られそうだけど、別にいいじゃない。

 希望が持てると思った人、分らないけどどうしても研究職につきたいというのであれば、
1、業績
2、宣伝
3、人脈
について、足りないところを補って、"確実に就職できると思える"ところまで戦略を練りましょう。(運は自力ではどうにもならないから除外。でもこれが一番重要だったりして)


 中さんが、「分類屋も昆虫学会以外の学会にも顔を出して人脈を作るべきだ」というのは、大いに賛成です。
生態・防除などの分野で分類屋を必要としている人は多いようです。そういうところと共同で研究して、共著論文で論文数を稼ぐべきだと言われてました。

 丸山さんの業績は圧倒されます。ついつい「もう少し調べてから論文を書こう」なんて考えてたから、何も書けなかったんですよ(反省)。世界中に共同研究者の輪を広げると言われてましたが、これも怠けてました。研究職に就きたい方、ちばりよー。

 主催者の山田さんが「公演を聞いて希望を持っていただければ」と言ってましたけど、ゴメンナサイ、どちらかというとネガティブな話ばかりして。それが現状なんですよねーーーー。


 あと、1つ言い足したいことが有りました。宣伝というか営業活動に改善の余地がある方が多いように思います。前に名刺について書きましたけど、持ってない方も多いし、何やってるか漠然とした名刺も多い。あと、学会なんかでは積極的に初対面の人と話したほうが良いと思います。発表しなくても資料をクリアーブックをスライド代わり使って即興で話すと言う手もアリ。学会以外でも、関心のある人にはメールを何回もやって、直接会いに行くとか。あと、ホームページやブログも効果的じゃないかな。

またエラそうに言っちゃいましたけど、全部、私の大学院生の時の反省点(汗)
なんとか努力して、今の仕事では失敗しないように頑張ってるところです。
ちなみに、今年の冬に行った経営セミナーで今回の発表と似たようなことも指摘されてました。民間だろうが研究職だろうが、あまり変わらないみたい。