環境省レッドリスト改定

 環境省レッドリストが改定されました。それでオオタカ絶滅危惧種(II類)から除外されて、準絶滅危惧へと変更されました。
 オオタカが問題になる事業が多かったので、影響は大きいでしょう。でも、そこそこ居るので妥当な線だと思います。地方によって少ないところは、地方版レッドで絶滅危惧種に入れておくということで十分じゃないでしょうか。
 「オオタカは生物の食物連鎖の頂点に位置するから、オオタカを守れば、生態系全体を守ることになる」という事を言う人が多いので(正しいとは思いませんが)、生態系の項目ではこれまでどおり重要な位置を占めるでしょうね。ただ、オオタカ保全の重要度は下がるかもしれませんけど。

 両生類では、「アカハライモリ」が準絶滅危惧に、、、。
 えっ!聞き違い? って感じです。
 昔に比べれば減ったかもしれませんが、まだどこにでも居るはず。
 
 昆虫もH18年度内に発表されるそうで、どうなることやら。

 保全を訴えるときに絶滅危惧種だけを拠所にしていると、レッドリストの改定にともなって、保全すべき場所も保全出来なくなるかもしれない気がします。今回のオオタカの変更では、そういう事が実際に起こりそう。生態系や生物多様性保全に関する戦略、政策も、同時に進める必要があるような気がします。具体的にと言われても、勉強不足&力不足で、、、???、、ですけど。