水の浄化能力 干潟と川の砂州

 10/25日の日記に関連して。

 海の干潟については次のような研究があり、浄化能力が測定されている。場所によって異なるが、この研究の対象地の干潟は、年に1立方メートルあたり炭素 28〜 302 gに相当する有機物を浄化することが出来るらしい。
http://www.pref.hiroshima.jp/eco/c/higata/tokusei/

 こういう数値が分かっていれば、干潟を埋め立てた場合の浄化能力の低下を、おおざっぱに予測することが出来る。そうすれば環境アセスメントにおいて、「このくらいの影響があると予測されるから、これだけ補償する必要がある」と提言しやすい。

 一方、川の砂州に水の浄化能力があることは聞いているが、正確な値を聞いたことがない。河川工事でかなりの砂州が消失して、それにより浄化能力も低下しているはず。だれか知っている方がいたら教えてください。

ちなみに、こういうのが環境アセスメントの中の生態系の項目で、もっと重視されるべき。生態系の機能にも注目するようマニュアルには書かれてあるが、ほとんどの場合、無視。基礎的な情報が不足しているというのも原因ですけど。



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