ヤンバルをまもろう

 数年前まで、沖縄本島北部、ヤンバルは、原生林が広範囲に残っている生き物の楽園というように思っていました。でも実は原生林はほんの一部しかなく、道路が山中を縦横無尽に走り、マングースや野ネコなど外から入ってきた生き物によって昔からいた生き物が少なくなるなど、多くの問題を抱えています。それで、どんな対策がとれるか、ちょっとづつ考えてみたいと思います。

 いまでも罠を仕掛けて捕獲しています。フェンスを作って、本島南部からの進入を防ぐ対策も実施するそうです。フェンスを作った後は、ヤンバルに住み着いている個体を少なくする対策が必要になるでしょう。密度の高い地域ごとにフェンスで囲って、個体群を分断して、地区ごとに捕獲して減少させていくというのが効果的かもしれないと考えています。個体群間の交流がある状況では、1地域を減少させても別の地域から移入する個体によって元に戻るかもしれないので、イタチごっこになる可能性があるでしょう。

  • 道路

 生息地の分断や、乾燥化の促進、ロードキルなど、生き物にとっては問題があります。必要の無くなった道路を撤去、
以前紹介した打ち水ロード、側溝を亀などが落ちても上れるようにするなどの対策が必要かと思います。

他にもいろいろ。またそのうち。