金の亡者?

 あるMLで、環境アセスメント関係者を金の亡者と指摘するメールが流れました。環境破壊に手を貸していると見られているのでしょうね。工事によって良い環境が失われていくのを見れば気持ちはわかりますけど、アセスメントに携わっている人達の実際の仕事を知らないで感情的に批判されても困ります。
 中には、生物の保全策を一生懸命提案してる人もいます。昔はアワスメントと言われるように公共事業の免罪符的なものだったようですけど、最近では市民の目も厳しくなっているので、環境保全のための提案もしやすくなってきてます。開発地域の中で自然を残すべき場所を提案するとか、開発の影響を少なくする保全策とか、、、。
 環境アセスメントを生かすも殺すも市民なのですが、市民と事業者が協議するためにも良いデータが必要なのです。そのためにしっかりした生物の情報をあつめているのです。それと良いデータをあげたら、それに答えて、コンサル側がきちんとした保全策を提案していただきたい。そのためには協力しますので。

 なかには、ご指摘のように、金のためという考えだけで手抜き調査をしているところもありますけど、そこらへんと一色端にしないでほしい。でも、まだいろいろ問題は山積みなので、なかなか思うようにはいきませんけど。